2015-03-01-Sun-12:04

じっくりと腰を据えて!

2015年2月27日最終営業日のニューヨーク外国為替市場では、ややドル買い優勢となったが、値動きは限定的なものに留まった。24-25日の日程で行われたイエレンFRB議長の議会証言で、『利上げ開始に際して「辛抱強くなれる」との方針は「少なくとも今後2回」の会合での利上げの可能性が低いことを意味する』との認識を示した。

ただ、FRB当局者において、今後の金融政策全般について、あまり変わっておらず、今までの声明文の内容を踏襲しており、市場参加者が期待するような材料がなかっただけとの声が聞かれた。

この日発表された2014年10-12月(第4四半期)の米実質国内総生産(GDP、季節調整済み、年率)改定値は前期比2.2%増と、速報値(2.6%増)から下方修正された。

 そんな中、一時ユーロ値動きが荒くなる場面があった。ギリシャのピレウス銀行でATMの現金が不足との噂が流れ、ギリシャ金融システムに対する不安が高まったようだ。ユーロ売りが強まり、ユーロは主要通貨に対してこの日の安値を付けた。その後、根拠の無い噂だったようで、同銀は噂を完全否定したことを受け、ユーロの買戻しが入ったが上げ幅は限定的なものに留まった。

 先週、ユーロ圏とギリシャの間での駆け引きの中、期間限定ではあるが、ギリシャへの支援延長が決定された。ECBもギリシャに対する緊急流動性供給(ELA)を拡大しているが、ギリシャの金融システムへの不安はぬぐえないようだ。
 ただ、明るい材料はギリシャが今週初めにも欧州復興開発銀行(EBRD)から金融支援を受ける見通しであることが関係筋の話から明らかになった。規模は最大10億ユーロとなる可能性があるという。 ユーロにとってはフォローだろう。

さて、2月28日土曜日。中国人民銀行(中央銀行)は、貸出および預金の基準金利を25ベーシスポイント(bp)引き下げると発表した。1年物貸出基準金利を5.35%に、1年物預金基準金利は2.5%に引き下げる。 

また、人民銀行は金利の自由化をさらに進めるとし、金融機関が設定する預金金利の上限を基準金利の1.3倍に引き上げると発表。また、ウェブサイトに公開した別の声明で「利下げの焦点は、実質金利を経済成長、物価、雇用の基調的トレンドに見合う水準に維持すること」とし、「金融政策の方向性の変更を意味しない」と表明した。
ただ、政策決定について新しい文言も使って説明。今回の利下げにより、中国にとって「中立的で適切な」金融環境が創出されるとも指摘した。

今回の追加利下げは、今週に全国人民代表大会(全人代)が開催される予定の中で発表であり、成長の勢いが鈍化し、デフレ懸念が高まりを見せる中で、景気を下支える狙いがある。気になるのは、利下げがここ3カ月余りで2度目。


3月に入り、今週は米国を中心にリスク・イベントが目白押し。そして、一足早く米国とカナダは3月8日より夏時間に切り変わる。9日月曜日から1時間早くなる。欧州との重なる時間が長くなり、神経を使うのではないだろうか。また、終了時間も1時間早くなる。米雇用統計後なので、週末ポジション管理に気を付けください。
 
まずは、中国の利下げを受け、明日早い時間から豪ドルを中心に動意付く可能性が高い。その後、アジア主要株価指数の動向だろうか。今回の利下げを楽観的ととらえるのか、悲観的ととらえるのか、市場参加者の動きを注意してみたいと思う。
 今週は様子を見ながら展開になるかもしれない。FRB当局者の慎重な言葉を踏まえて考えると、米経済指標の内容、他の主要国の景気動向等を天秤にかけながら判断していくのではないだろうか。思い込みは禁物。
相場は生き物、その相場に参加している者たちの心理が動きとなって表れている。

雨の日曜日、上記のことを想いながら、ぼんやり過ごしてみるのもいいかもしれない。

では、良い休日をお過ごしください。

*最終判断はご自身でお願いします。


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