2011-01-09-Sun-11:41

興味は尽きない・・・

7日、バーナンキFRB(米連邦準備理事会)議長は、上院予算委員会で景気見通しについて証言し、「米経済に失業率を大幅に改善させるほどの力はまだないものの、ようやく本格的回復に向かいはじめている可能性がある」との認識を示した。

景気回復が緩やかながらも強まっていることを示す明るい兆候として、個人消費の改善や失業保険申請の減少を挙げ、直近の発言と比べて慎重ながら一段と前向きな内容となった。

ただ、QE2の終了時期や、さらなるQR3の可能性等含め、今後の金融政策の方向性についてはまったく触れなかった。今月末、FOMCが開催される予定。それまで、最新データを元にFRBメンバー間で金融政策、経済見通し等について、前回のメンバーからタカ派の考えのものが増えることから相当な時間を費やすことになるのではないだろうか。

 今回、バーナンキ議長は、2010年11月のFOMCで、6000億ドルの量的緩和第2弾(QE2)の決定以降で初めて、議会証言に立った。同議長は「個人や企業の支出における自律的回復が根付いている可能性を示す兆候が増している」と語った。
 また、7日発表された12月雇用統計で、非農業部門雇用者数が10万3000人増加したものの、予想の17万5000人増には届かなかった。一方、失業率は前月の9.8%から9.4%に改善し、2009年5月以来1年半超ぶりの低水準となった。

 さらに、バーナンキFRB議長は、労働市場が正常な状態に戻るのに4から5かかる可能性があるとの考えを明らかにした。明確な金融政策の行方について、方向が示されなかったことから、市場はしばらく手探りの状況がつづくのではないだろうか。
 引き続き、米長期金利や商品相場等の動向、米企業決算や経済指標等の内容、要人発言等に注意しながら、その度にドルを中心に値動きが出てくるのではないだろうか。ただ、明確なトレンドが出来るまで今しばらく時間がかかるといえよう。

 18日から米中首脳会談で人民元相場について語るのか、また外貨準備をドルから他の通貨へ一層移行させることを言外に含みを持たせるような発言もあるか等、興味が尽きない。

一方、ベルギーの政治空白、南欧諸国とドイツ国債の利回り格差拡大等、依然として、ユーロ圏の金融・財政問題の話題は尽きない。基軸通貨米ドルの次に位置するとされているユーロの受難がまだまだ続くのか、注意したい。そうした中、金先物の値動きが一つの指針かもしれない。

中国はスペインを含む南欧諸国の国債を購入することを表明した。リップサービスのか、それとも米国に対するあてつけなのか、わからない。豊富な外貨準備高を一国の通貨に依存することは危険なことに違いない。今後、中国を含め新興国関係者の発言、金融政策等に注意したい。

今年も波乱材料、マーケットを動かす材料に事欠かないようだ。木を見ず、森をみることを忘れないようにしたい。

くれぐれも最終判断はご自身でお願いします。

下記チャートはユーロ/ドルのローソク足と金先物の罫線を組み合わせたもの。日足。

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