2010-12-05-Sun-11:22

欧州危機とドル安

昨年、秋以降、通貨ユーロを脅かすPIIGSと呼ばれる国々の財政問題がクローズ・アップされ、実際、ギリシャは財政赤字削減を打ち出し、IMFとEUから支援を仰いだ。PIIGSの国債を買っている金融機関が欧州といわれている。その割合はわからない。

7月、EUは米国が1年前に実施したストレステスト(健全性の審査)を実施、概ね問題なしと発表した。だが、今年秋以降、再び、アイルランドの財政、金融問題が浮上。同国の金融機関の資金繰りが悪化。EUとIMFは迅速に、支援策を打ち出し、850億ユーロを融資することを決定した。

しかし、欧州債券市場の不安は拭えず、スペイン、イタリア、ポルトガルなどの国々とドイツ10年物国債の利回り格差がユーロ導入後、最大に広がった。さらに、フランスの格付け見通しを引き下げるかもと、実しやかにマーケットに流れた。

欧州の債券危機は、相当根が深く、闇の部分が大きいといえるのではないだろうか。どこまで、財政難のユーロ諸国に対して、ドイツが我慢できるかが鍵かも知れない。マーケットにはジャブジャブな資金。

リスクのあるものに投資する時間的な余裕を市場参加者が持っていればいいが、そうでなければ、ユーロは主要通貨に対して厳しい道のり歩むことになるのではないだろうか。

一方、米ドル。12月3日に発表された11月米雇用統計の結果は既に新聞等に書かれている通り、大幅な悪化。FRBの金融政策を裏付ける内容となった。事前のアナリスト予想は、雇用が改善するのではないかとの見方が強かった印象を受けた。だから、発表後の反動が、為替市場では大きかったのではないだろうか。

FRBによる低金利政策が2012年まで続くのではないかとの声もある。14日に発表予定のFOMCだが、現状維持しながら、今後の方向性に言及するか、注目したい。

現状を見ると、欧州よりも早く米経済が回復する可能性の高いのではないだろうか。一方、中国は金融引き締めに政策を変更した。中国と貿易関係が深い国にとって、今描いている成長路線に狂いが生じること考えられる。

海外勢、クリスマス、年末を控え、徐々に手控えることだろう。材料が揃いだしたことから、ゆっくりと来年の戦略を練るのではないだろうか。

そんなことは、思うのだが・・・・

では、この辺で。
くれぐれも最終判断は、ご自身でお願いします

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