2009-12-26-Sat-10:20

今年を振り返りつつ、来年は?

この一年を振り返ると、1月、バラク・オバマ氏が第44代大統領に就任した。就任演説で「大恐慌以来最悪の経済危機」との危機感を示した上で、日本の「失われた10年」を教訓にと訴えた。
3月、世界的な株安から9日にはNYダウが終値で6547.05ドルの安値を付けた。リスク回避姿勢が強まり、ドル買いが一段と強まった。

4月、G20首脳会議(第2回金融サミット)がロンドンで開催。米企業の第1四半期決算が予想を上回った企業が多かったことや、先進国・新興国で景気の最悪期脱出や、景気回復を示す経済指標の発表が相次いだことで、世界的な株高となり、リスク選好姿勢が強まった。

7月、米ドルに代わる世界的な準備通貨構想の思惑や、原油などのリスク資産価格の下落、米国株の下げ幅が下落したことなどから、リスク回避姿勢が顕著となった。特に円が対主要通貨で急騰した。

8月、7月の米雇用統計で、非農業部門雇用者数の減少幅が予想より大幅に減少し、失業率が前月よりも若干改善したことから、米景気回復期待が高まり、一転して、リスク選好姿勢が回復し、円売りが強まった。

10月、サブライム・ローン問題発生後、先進国で初めて豪準備銀行が利上げを実施した。原油は80ドル台へ、金価格は1000ドル台を突破した。

11月、10月引き続き豪準備銀行が追加利上げを実施した。10月の米雇用統計で失業率が10%を突破したことや、米低金利政策が長期化するとの見方が広まったリスク資産投資を促進させた。原油や金など商品市況が活況となり、金は過去最高値を更新した。ダウ平均は年初来高値更新した。

 11月下旬、米感謝祭を控えて早くも投資家のリパトリのドル買いも散見される中、26日にドバイ・ワールドが債務返済の延長を要請とのニュースが市場を揺るがし、一気にリスク回避姿勢が強まり、ドル買い・円買いが加速した。ドル/円は14年ぶりの84円台をつけた。


12月、米国の低金利政策が長期化するとの見方がある一方で、最新のデータから米国の出口戦略が市場予想よりも早まるのではないかとの見方が広まった。ユーロ圏はギリシャの格付け引き下げを受け、欧州圏に対する信用不安への懸念が高まり、ユーロは対主要通貨で下落。特に対ドル、対スイスフランで下げ幅が拡大した。

 来年1月8日に12月の米雇用統計の発表が予定されている。労働市場が改善へと向っているのかどうかを確認するきっかけになるとの声も聞かれる。仮に、発表内容が改善傾向を示すようであれば、市場では米国の景気回復期待に弾みがドルを買戻す動きが活発化する可能性も否定できない。

一方、ギリシャの財政悪化問題、12月18日ECB(欧州中銀)が「ユーロ圏銀行の評価損予想を13%引き上げ5530億ユーロに」との見解を示した事や、12月21日シュタルクECB理事が「ユーロ圏の失業率、更なる悪化を覚悟する必要ある」「金融機関の更なる損失拡大の可能性にも留意必要」等の考え明らかにしたことなどから、ユーロは対主要通貨で上値の重い状況が続くのか注意したい。

今年一年、ありがとうございました。

良い年を迎えください。
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