2008-11-16-Sun-18:10

ジパングよ!!再び・・

1980年代に、円の対米ドル相場は1ドル=280円から120円に推移しました。そのおかげで世界市場における日本人の購買力は一気に強まり、輸入品はあふれ、日本人はこぞって海外に向けて飛び出しました。また、円高はゆるやかな景気後退ももたらしました。1986年の円高不況と言われるものでした。
 しかし、1990年代のバブル崩壊後の「失われた10年」がもたらしデフレスパイラルに比べ、程度の差はあれ、日本経済にとって問題になるほどではなかったと思われます。日本政府はすぐに景気対策を打ち出し、個人消費は1980年代後を通じ堅調に推移しました。言えることは、通貨安は国家の破綻の可能性を高め、自国通貨が強くなった影響で危なくなる国はないということだと思います。しかしながら、円相場は過去20年間100~130円のレンジ内で推移、ほぼ横ばいと言っていい水準かと思います。
 その間、日本のインフレ率は毎年世界に比べて、数ポイント低い水準でした。インフレ率の低い国の通貨は強くなるという理論もあり、インフレ率の高い国の通貨に比べて価値があるからだということになるからだそうです。もし、この見解が正しいとすれば、円は対米ドルで毎年数ポイント上昇し続け、対米ドル相場で100円より50円に近い水準になっていたのではないかとの見方があるようです。
 しかしながら、対米ドル相場における水準には大きな変化がありませんでした。なぜ、そんなことが起きたのか?市場アナリストやエコノミストの一部では、各国政府が為替市場に対して強い影響力を及ぼしてきたのではないかと言う指摘もあるようです。しかしながら、仮にそのような為替操作ととらえる異常な市場は永遠には続かないということだと思います。
 この機会をチャンスに変え、日本も今までの「円安」が日本経済を支えるという考え方から脱却する時がきたのではないでしょうか。それは、新しい産業構造への転換を含めて、人口減少にともなう事業や高齢化等を今日本が置かれている現状、将来予想されるだろう事象を含めて、長い目で日本経済の先行きを見通した立案が必要かと思います。政治かも官僚も、机の上で数字を操作することよりも誰のための国造りなのか。いい加減、過去の方法から脱却し、新しい方向へ目を向けるべきではないかと思います。そして、強い通貨としての「日本円」を享受すべき時がきたのではないかと思うのですが・・・
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