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2011-10-21-Fri-09:27

まるで台風のように大きくなった

2008年9月、リーマンショックは、リーマンブラザーズの経営破綻をきっかけに表面化した。当時、市場参加者の多くは、リーマンブラザーズが救済されると思っていた。だが、突然、梯子がはずされ、破綻した。このニュースは市場を揺るがし、金融市場は一時的に機能停止に陥り、世界同時株安の様相を呈し、世界の実体経済を大幅に悪化させた。
 まるで、前者はなんの前触れもなく突然襲ってきた。だが、欧州発の今回の危機はゆっくりと小さな国から始まり、徐々に拡大した。最初、誰もがなんなとなるだろうとタカをくくっていた。だが、時間が経っても、一向に改善しない。そして、世界を巻き込みつつある。
グローバル化した現在、地球号はひとつにまとまり、知恵と勇気と英断を持って望まないといけないだろう。お前が悪い、俺は知らないではなくて。
ふとそう思うのだが・・・・。ちょっとよき道にそれた。

さて、今回の欧州債務(借金)危機は、ギリシャの資金繰り悪化から国債の支払い不能(デフォルト)に陥るのではないか、との強い疑問があることだ。だが、今のところ大規模な市場混乱は発生していない。ただ、ギリシャ救済をめぐって、いくつかの対応方法を欧州連合(EU)や欧州中銀(ECB)、国際通貨基金(IMF)などが救済スキームについて、複数の選択肢を考えているようだが、実はそれほどの選択肢はないのが本音かと思われる。


14-15日のG20で、欧州に要求された課題は以下の通り
①ギリシャ債務(借金)の削減額の拡大
②銀行の資本増強の進め方
③EFSFの再拡充で機能の追加で役割を高める
以上


2011年7月に決めたギリシャへの1090億ユーロの公的支援はギリシャ国債を持つ銀行など投資家に21%の損を自主的にかぶってもらうのが前提だ。さらにこれを50%程度まで増やすように求む案も出ている。投資家の損失を大幅に増やせばギリシャ国債が予定通り返済されない「債務不履行(デフォルト)」と認定されるおそれがある。そうなれば、イタリアやスペインなどの国債でも損が出ないかと投資家が不安になって売りを浴びせ、市場が混乱に陥りかねない。


 銀行の資本増強も具体的にどう進めるのか、決まっていない。銀行が保有する国債の価値基準や損失が出て資本不足になる銀行にどの程度まで資本を増やすように求めるのか、不透明な点が多い。


2011年7月に結果が発表されたストレステストで合格したデクシアが破綻に追い込まれたように、ストレステストが信認を失っており、市場は欧州系銀行の正確な不良債権額と現在の真正な自己資本比率を知りたがっている。


 12日、バローゾEU委員長が、国債価格の再評価を中心にした銀行資産査定のやり直し計画を公表したのは、ようやく正しい道に踏み出したことと言えるだろう。また、銀行自身による資本増強、監督している政府による公的資金注入、欧州金融安定ファシリティー(EFSF)による公的資金注入という3段階の資本増強策を示したことも、日本の不良債権処理の混迷を見てきた経験から言えば、順当な対応策だろう。

だが、市場の時間は待ってくれなかった。EUの対応には時間がかかりすぎ、遅すぎたのではないか、との見方が広がった。バローゾ提案には具体的な時期が明示されておらず、市場が期待していた23日のEU首脳会議での債務危機に関する包括的な対応策取りまとめについても、EFSFの規模拡大でドイツとフランスの間で意見の相違があり、今回も欧州勢が問題を先送りされそうな気配が濃厚になってきた。


 財政状況が厳しいユーロ加盟国が資本不足の銀行に公的資金を注入するのが難しい場合、EFSFの出番になる。ただ、再拡充に加盟国に資金負担増となるため反対する国も多い。いずれにしても、23日に欧州首脳会議でG20の求めに応じた包括的な策を示すことができるのか、世界の注目が集まっている。


EU当局も最悪の事態を回避するために全力を尽くしている。欧州債務問題が解決できる道筋が示されれば、悲観と楽観の狭間で揺れる市場の心理を戒め、冷静に状況を認識することができるのではないだろうか。


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